「筋トレするとハゲる」
「男性ホルモンが原因で薄毛になる」
そんな話をよく聞きます。
結論を述べると、体質と食生活によります。
結局、個人差の問題です。
とはいえ、どのような人が筋トレでハゲるのか？
対策方法はないのか？など気になることは多いです。
この記事では筋トレと薄毛の、
詳しい原因・理由・対策方法を解説します。
薄毛が気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね^^
筋トレ⇒男性ホルモン⇒ハゲる？
筋トレをすると、“テストステロン”という男性ホルモンが分泌されます。
実はテストステロンは薄毛の原因になりません。
テストステロンが“ジヒドロテストステロン”に変化すると、薄毛の原因になります。
ジヒドロテストステロンは、毛根を攻撃してヘアサイクルを短くします。
サイクルが短いと、髪の毛が十分に育ちません。
さらに髪の毛が早く抜けるので、薄毛が一気に進行します。
ただしテストステロンが、自然とジヒドロテストステロンに変化することはありません。
“5a-リダクターゼ”という酵素が変化させます。
5a-リダクターゼの分泌量は遺伝で決まります。
体内の5a-リダクターゼが少ない人なら、
テストステロンをジヒドロテストステロンに変化させにくいです。
そのため筋トレで男性ホルモンの分泌量を増やしても、ハゲる可能性が低いです。
逆に体内の5a-リダクターゼが多い人が、
筋トレしてテストステロンを多く分泌させると、
ジヒドロテストステロンも一気に増えます。
つまり筋トレでハゲる可能性が高いのは、
5a-リダクターゼが多い、元からハゲやすい人というわけです。
5a-リダクターゼについて
ハゲる原因になる5a-リダクターゼについて、もう少し詳しく解説します。
自分の体内に5a-リダクターゼが多いか見極める指標が2つあります。
頭皮の皮脂分泌が多い
髭や体毛が濃い
いずれかに当てはまると、5a-リダクターゼが多い可能性大です。
ハゲる可能性も大きいです。
5a-リダクターゼ量は、遺伝の影響が強いので減らすことが難しいです。
ただし食生活で活動を抑えることはできます。
以下の2つの栄養が効果的です。
亜鉛
イソフラボン
亜鉛は赤身肉・魚介類に多く含まれています。
特に牡蠣は亜鉛が豊富です。
イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをしてくれる成分です。
豆腐・納豆・豆乳に多く含まれています。
納豆は亜鉛も多く含んでいるのでオススメですよ。
ハゲることが心配なら、亜鉛とイソフラボンの摂取を心がけましょう。
(ただし摂り過ぎには注意してください)
筋トレ時の栄養不足には気を付けよう
筋トレを行うと筋肉に傷がつくので、体はどんどん栄養を送り込みます。
筋肉の原料はタンパク質なので、筋肉の合成に多くのタンパク質が使われます。
しかし髪の毛の原料もタンパク質です。
栄養不足状態で筋トレを行うと、髪の毛を作る栄養が足りなくなります。
とはいえ現代は美味しいプロテインもあるので、
変なダイエットをしない限り心配することはありません。
筋肉を増やすのも、髪の毛を増やすのも、栄養が基本ですよ。
プロテインが苦手な方は筋肉サプリメントで栄養摂取してください。
筋肉サプリメントを徹底的にまとめた記事もあるので、
ぜひ参考にして下さいね。
筋トレをしたら髪の毛が生える？
「筋トレをしたら髪の毛が生える」
こんな文章を見たら、嘘くさいと思いますよね。
けれどもそのように解説することも可能なのです。
たとえば筋トレには下記の効果があります。
ストレス解消
成長ホルモンの分泌
血管の状態を健康に維持する
ストレス解消や成長ホルモンの分泌は薄毛対策になります。
血流を良くすることも、薄毛には有効的です。
何が言いたいのか？
「筋トレしたらハゲる」というのも、こじつけ的な要素が強いということです。
薄毛は体質・食生活・栄養状態・精神面、
色々な要素が絡み合っています。
筋トレの悪い面ばかり見たら、
“筋トレ=ハゲる”と言えますが、
筋トレの良い面を見たら
“筋トレ=髪の毛が生える”とも言えます。
筋トレしたら全員がハゲるなんてバカなことを信じるのは止めましょう。
まとめ
筋トレと薄毛の関係性は、そこまで強くないことが分かったと思います。
筋肉と薄毛が全く無関係とは言い切れませんが、
そこまで心配する必要もありません。
むしろ筋トレで体を若々しく保つメリットのほうが大きいと思います。
ぜひ筋トレ生活を楽しんでくださいね^^
