体重

痩せにくい体質・太りやすい遺伝は確かに存在します。

しかし「痩せにくい体質だから…」と言う人は、

根拠なく痩せにくい体質だと思っている人も多いです。

 

この記事では、体重にかかわる遺伝や体質を解説します。

 

 太りやすい遺伝

 脂肪細胞の数

 痩せにくい人の特徴 などなど

 

痩せにくい原因を知って、

効率よくダイエットに取り組んでくださいね^^

太りやすい遺伝

遺伝

基礎代謝が低くなる遺伝があります。

たとえば“β3アドレナリン受容体遺伝子”が変異すると、基礎代謝が一日200kcalも低くなります。

日本人の3人に1人は、β3アドレナリン受容体遺伝子が変異しています。

 

けれども絶対に痩せないわけではありません。

筋肉をつけるなどして基礎代謝を上げることも可能ですし、

運動で消費カロリーを増やすこともできます。

 

遺伝でダイエットの全てが無駄になることはありません。

脂肪細胞の数は幼少期の影響が大きい

子供

一般的に脂肪とは、中性脂肪を溜め込んだ“白色脂肪細胞”のことを指します。

 

幼少期に太っていた人は、白色脂肪細胞の数が多い傾向にあります。

つまり太りやすい体質になります。

 

白色脂肪細胞の数は減りません。

ダイエットしても、白色脂肪細胞のサイズが小さくなるだけです。

 

今まで大人になれば白色脂肪細胞の数は増えないと思われていました。

しかし脂肪が溜まりすぎると、

大人になってからも白色脂肪細胞の数が増えることが発見されました。

 

一度太ってしまうと、太りやすい体質になります。

お子さんがいる方は、健康的な体重を維持してあげましょう。

リンゴ型・洋ナシ型という体質

体型

“リンゴ型”“洋ナシ型”という言葉を聞いたことがありませんか?

 

リンゴ型は内臓脂肪が溜まりやすく、お腹周りが太りやすいタイプです。

洋ナシ型は皮下脂肪が溜まりやすく、下半身が太りやすいタイプです。

 

リンゴ型の方は、糖質の代謝が下手な傾向にあります。

そのため炭水化物を食べ過ぎると、体質的に太りやすいです。

 

洋ナシ型の方は、脂質の代謝が下手な傾向にあります。

そのため揚げ物・菓子類を食べ過ぎると、体質的に太りやすいです。

 

そして内臓脂肪は比較的燃えやすいですが、

皮下脂肪は燃えにくいです。

 

つまりダイエットしても痩せにくい体質なのは洋ナシ型です。

リンゴ型の人は、ダイエットさえ行えば痩せやすい体質です。

 

皮下脂肪が多い方は、長時間できる有酸素運動に取り組みましょう。

 

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これまで解説したことは、今となっては変えることが難しい遺伝・体質です。

これから解説することは、変えることができる遺伝・体質です。

 

痩せにくい体質の方は、これから解説することを意識してくださいね!

血行が悪いと痩せにくい

血行

脂肪を燃焼させるには、細胞内まで脂肪酸を運ぶ必要があります。

血行が悪いと効率よく脂肪を燃やせません。

 

血行が良くなると基礎代謝が上がります。

老廃物も溜まりにくいので、むくみも解消されます。

 

以下で血行を良くする方法を解説しますね。

 

【水を飲む】

寝ているだけでもコップ1杯分の水分が排出されます。

血液はほとんど水分です。

こまめな水分補給を心がけましょう。

 

【体を温める】

体を温めると、血管が拡張するので血行が良くなります。

入浴、温かい食事、冷房調整などを意識しましょう。

 

【害になるものを食べない】

たとえばアルコールの過剰摂取は血液をドロドロにします。

塩分の摂り過ぎ、加工食品の食べ過ぎにも注意しましょう。

 

血行を良くして、効率よくダイエットしましょう。

筋肉量が少ないと太りやすい

太りやすい

筋肉量が少ない方の基礎代謝は低いです。

つまり太りやすい体質になります。

 

基礎代謝を上げるなら、筋肉を大きくするのが手っ取り早いです。

それなのに腹筋や背筋などの、大きくなりにくい筋肉を鍛える人がいます。

 

意外かもしれませんが、腹筋は大きくなりにくい筋肉です。

(割れた腹筋はありますが、腹筋がデカいと思うことはないですよね)

 

人体で最も大きい筋肉は“太もも”です。

太ももを鍛える筋トレメニューを取り入れて基礎代謝を上げましょう。

 

基礎代謝を上げれば、太りやすい体質とオサラバできますよ。

腸内環境が悪いと痩せにくい

ヨーグルト

悪玉菌の中には、

少しの糖質からでもエネルギーを吸収するものや、

脂肪を溜め込むものがあります。

つまり痩せにくい体質の原因になります。

 

腸内環境を整えるには、ベタですが“ヨーグルト”がオススメです。

 

あとは“食物繊維”の摂取を意識することをオススメします。

食物繊維には水に溶ける水溶性と、水に溶けない不溶性があります。

 

日本人が不足しがちなのは水溶性の食物繊維です。

以下の食材に多く含まれています。

 

  • らっきょう
  • ゴボウ
  • オクラ
  • ニンニク

 

意外にレタスの食物繊維は多くありません。

CMに騙されないように(笑)

脂肪燃焼をサポートしてくれる栄養”カルニチン”

燃やす

痩せやすい人の特徴として、

普段の食事で、無意識のうちに脂肪を燃やす栄養を摂っています。

 

脂肪が燃えるには、大まかに分けて3ステップあります。

 

分解⇒運搬⇒燃焼

 

分解された脂肪は、細胞内のミトコンドリアまで運搬されて、

エネルギーとして使われ燃焼します。

 

運搬に必要な成分に“カルニチン”があります。

脂肪だけだと、細胞内のミトコンドリアまで到達できません。

脂肪を燃やすのには、カルニチンの存在が必要不可欠です。

 

カルニチンは赤身肉に多く含まれています。

牛ヒレ肉や羊肉なら低カロリーなので、ダイエット中でもオススメできます。

他にも魚介類には、カルニチンの原料となる成分が多く含まれています。

 

効率よくダイエットするには、

カロリーを減らすだけでなく栄養を摂る必要もありますよ。

酵素の摂取

酵素

酵素には“消化酵素”“代謝酵素”があります。

 

まず酵素は消化酵素として働きます。

酵素量が少ないと、代謝酵素として十分に働くことができません。

 

酵素をしっかり摂って、代謝酵素が働くと痩せやすい体質になります。

 

酵素は生野菜や発酵食品に多く含まれています。

コンビニ弁当・ファストフードばかりの方は、

酵素不足になる可能性が高いです。

太りにくい人の特徴

痩せやすい

太りにくい人の特徴は、

運動・栄養が充実していることです。

 

たしかに食べなければ痩せます。

しかし一生食べないわけにはいきません。

いずれ我慢の限界がきて、ドカ食いします。

リバウンドです。

 

さらに運動せず食事制限だけで痩せると、筋肉が落ちます。

筋肉が落ちれば基礎代謝が下がり、痩せにくい体質となります。

 

あなたが望むのは、

「食べても太らない」という夢のような体質ですよね。

 

運動して栄養を摂れば筋肉がつきます。

つまり基礎代謝が上がります。

 

さらに運動すれば血液の巡りが良くなります。

良質な栄養は代謝の良い体を作ります。

 

運動しなければストレスが溜まります。

体の機能が落ちます。

悪質な栄養を摂れば老廃物が溜まりやすくなります。

代謝も悪くなります。

 

週2回は運動しましょう。

新鮮な野菜・肉を食べましょう。

しっかり水分補給をしましょう。

 

規則正しい生活を送れば、無駄な脂肪が落ちやすくなります。

「これだけ食べれば痩せる」みたいな、テレビの流行に乗るのは止めましょう。

ダイエットは食事を変えることではありません。

習慣を変えることが正しいダイエットです。

まとめ

たしかに遺伝的に痩せにくい人もいます。

けれどもあなたの生活習慣が、痩せにくい体質を作った可能性もあります。

 

遺伝・体質が問題ではなく、生活習慣が悪いだけかもしれません。

今一度、生活習慣を見直してください。

それが効率の良いダイエットの第一歩ですよ^^