エナジードリンクでおなじみの“アルギニン”ですが、

筋トレで摂取したい成分としても注目されています。

 

なぜアルギニンが筋トレに有効なのか?

どのような食材に多く含まれているのか?

アルギニンと筋トレの関係を解説します!

血液の流れをサポートする

アルギニンには体内で一酸化窒素を合成する働きがあります。

増加した一酸化窒素は血管を拡張させます。

その結果、血流の流れが良くなります。

 

血流が良くなると、筋肉に酸素や栄養素が効率よく供給されます。

そのため筋トレを続ける持久力や、筋肉の回復力向上に繋がります。

 

さらにバンプアップも実感しやすくなります。

バンプアップとは筋トレなどの刺激で、筋肉が一時的に大きくなる現象です。

バンプアップは一時的なものですが、

バルクアップ(実際に筋肉量が増えること)にも繋がるという意見もあります。

人間の体は環境・変化に適応するので、あり得ない話ではありません。

 

食事の栄養もホルモンも、血液で筋肉まで運ばれます。

血流を良くすることは、筋トレで筋肉を発達させるために欠かせません。

成長ホルモンがカッコいい体を作る

アルギニンは“成長ホルモン”の分泌を促します。

名前の通り肉体の成長をサポートするホルモンです。

 

背が伸びる年齢なら、

軟骨の細胞分裂を加速させて骨の伸長を促します。

筋肉の合成や脂肪燃焼効果もあるので、カッコいい体作りに役立ちます。

インスリンは筋肉の回復に役立つ

アルギニンは“インスリン”の分泌を促します。

インスリンが分泌されると、

グルコース、アミノ酸、カリウムなどを吸収しやすくします。

 

筋トレ後はグルコース(筋肉のエネルギー源)や、

アミノ酸(筋肉の原料)が枯渇しているタイミングです。

しっかり栄養補給をして筋肉を回復させましょう。

グルカゴンによる脂肪分解効果

“グルカゴン”はインスリンと同じく膵臓から分泌されるホルモンです。

グルカゴンもアルギニンを摂ると分泌が促されます。

グルカゴンは脂肪細胞の中にある“リパーゼ”を活性させます。

 

リパーゼは溜まった脂肪を、エネルギーとして使うスイッチのようなものです。

つまりアルギニンの摂取は、

グルカゴンを経由してリパーゼを活性化させて脂肪の分解を促します。

アルギニンを多く含む食材

  • 牛肉
  • 豚肉
  • 鶏肉
  • 牛乳
  • 大豆
  • 高野豆腐
  • 納豆
  • 味噌
  • ナッツ類

 

アルギニンは食事に多く含まれているので、摂取は難しくありません。

たとえば豚肉のロース(焼き)100gに含まれるアルギニンの量は1800mg、

牛肉のリブロース(焼き)100gで1400mgです。

 

肉類は筋トレに必要な他のアミノ酸も豊富です。

やっぱり筋トレと肉類は相性が良いですよ。

まとめ

アルギニンは体内でも作られるアミノ酸ですが、

合成能力は年齢とともに弱くなります。

 

筋トレするなら必須アミノ酸(体内で作られないアミノ酸)と同様に、

積極的な摂取を心がけましょう。

ただし過剰摂取には気を付けて下さい。

サプリメントで摂取するなら、使用上の注意をしっかり読んで下さいね。